高価なケーキは用意しなくても…、チョコペンで子どもたち驚喜!

バースデーやクリスマスのとき、切り分けて食べるホールのデコレーションケーキの登場は、お料理のフィナーレを飾る、一大イベント!昨今の流行は、なんと言っても〝アートケーキ〟。その日のパーティの主役の似顔絵や、子どもがハマっているテレビアニメなどのキャラクターを、カラフルなゼリーでケーキの上に描いたものです。このサプライズには子どもたちだけでなく、大人だって大喜び。笑顔になること請け合いです。

でも、実際、ケーキ屋さんに行って、アートケーキを注文しようと思ったら、ものすごく高くて断念した、という方も少なからずいらっしゃるようです。10人、20人規模のパーティだったら、とても大きなホールケーキが必要となります。ホールケーキ自体の値段に加え、このアートを施すための値段がさらに追加となるためです。

「以前、予算をケチって人数に対してはちょっと小さいかな?というケーキを注文したことがあったんです。他にもお料理やお菓子はたくさんあるし、最後のケーキはほんのお味見程度でいいんじゃないかって…」。

確かに、結婚披露宴のケーキ入刀のためのうずたかく重ねられた非常に豪華なケーキは、実際に来場者に配られるケーキとはまったく別物のイミテーション、みたいなケースもありますよね?

「でも、やっぱりケーキってとても大切なんですね。子どもたちは正直に〝えーっ、これだけ?ちっさーい!〟って声をあげてたんですけど、大人の中にもあからさまにガッカリした表情をされた方がいて…。ケーキを楽しみにされていたんですね。それからは、多少予算オーバーになろうとも、大きめのホールケーキを用意するようになりました」。

郊外の海外発激安巨大スーパーの大型ケーキが非常にお得、という声もありました。

「味は生クリームじゃなくて、たぶんシュガーアートなんです。でも、そこそこ美味しいですよ。絵柄も男の子用のクルマや汽車、女の子用のお花やひよこなんかもあってかわいいですし。大きめのものなら、40〜50人くらいでも分けられるんじゃないかしら」。それで数千円のお値段はホント、お手頃ですね!

さて、デコケーキですが、ご自宅で手軽に試せるこんなアイデアはいかがですか。

「我が家ではパーティの時に、大量にチョコマドレーヌを焼くんです」。

チョコ味にこだわるのは、上に描く絵をひきたてるためなのだとか。

「マドレーヌ自体が美味しいので、そのままでも召し上がって頂きますし、子ども用にはカラーチョコペンやジェルペンシルを用いて、今、流行のキャラの絵を描きます」。

これが、毎回大好評なのだとか。

「お店で注文して購入してきた大きなホールケーキの絵柄は、切り分けてしまうとバラバラになってしまいますが、小さなマドレーヌに一個一個描かれた絵は、手元に置いてもしばらく楽しめるんです。子どもたちの好みに合わせていろんな絵柄を用意してあげることもできます。マドレーヌなので二、三日なら日持ちもするんですよね」。

「持ち帰って家で食べる」という子のために、お持ち帰りケースも準備しているんだとか。

「少し大きな子なら、〝自分たちで絵を描いてみたい!〟と言い出すので、こちらにも対応しています」。

他にもアラザンやチョコスプレー、飾りをいくつか用意しておくと、絵が失敗してしまったときも、気軽にカバーできるそうです。また、デコレーションしたマドレーヌを飾るための専用の台もあり、これに乗せると、ケーキがよりかわいらしく見えますし、手に取るのもラクなのだとか。

このアイデア、ぜひ、マネしない手はないですね!