「ママだってはしゃぎたいのよ!」少女趣味満喫する会のレポート

ここ数年、子どもたちに人気なのがハロウィンパーティ。ハロウィンにちなんだお料理(カボチャを模したお寿司、カボチャ味の食べ物)を用意し、こわいお話しや、ドキドキするゲームを行い、トリック・オア・トリートのイベントで占めます。ハロウィンパーティ、お料理に関しては、親も楽しめるのですが、どちらかと言うと、親は主催者で子どもを楽しませる側ですよね?私はもっと、大人が楽しめる、というか、はしゃげるようなパーティを企画してみたいな、と常々考えていました。

ヒントをくれたのは、少女マンガを貸し借りする仲であるママ友、Tさん。「そうだ!とことん少女マンガを語り合うパーティをしてみよう!」。

地域自治会の許可を得て、チラシを貼らせてもらいました。五人の参加者があり、差し入れとして、「自分の好きな少女マンガにまつわるもの」と指定しましたところ、このようなものが集まりました。

1. ごま塩と梅干しのおにぎり。
某マンガで、五人の弟の面倒を見る、お姉さんが、貧しい家計を切り盛りしているため、いつもは、日の丸弁当(白米の上に梅干しだけ)なのだけれど、お金に余裕があるときは、ごま塩をオプションでつけていいことになっている、ということから。

2. バラと紅茶のシロップ
ヴァンパネラ(吸血鬼)を扱ったマンガで、主人公たちが人間の血を吸えないとき、紅茶にバラの花びらを浮かべる、あるいは、バラのエッセンスを紅茶に垂らして飲む、ということから。

3. バラ色のマシュマロ菓子
バラをモチーフにした少女マンガから。

4. マイセン製の食器
連載30年にもなるという、ロングセラーかつ、現役バリバリの少女マンガの仲のエピソードで、主人公のひとりであるイギリス人の超美形のドロボウが、同じく主人公であるドイツ軍人宅から盗み出したもの…、だそうです。(まったく同じものかは分からないけど…)超高級品につき、眺めるだけ。使用不可。と言うのも笑えました。

その差し入れたちだけでも、参加者みんなおてんこ盛りに盛り上がりましたが、さらに、参加者がそれぞれ持って来たお気に入り少女マンガについて語ったときから、オタクゴコロ炸裂!大の大人たちが大人の仮面を脱ぎ捨て、少女趣全開でキャアキャアはしゃぎました。

「それ知ってる!」「そっちは知らない!」「その同じ作者のこんなのは知ってる?」「ガイドブックで確認してみようか…」「なにこれすごい!私たちの青春時代の少女マンガ丸わかりじゃない!」「ねえ、○○(少女マンガのタイトル)に出てくる男性では誰がいちばんタイプ?」「私は○○かな」「私は××」「きゃ〜!一緒!」ってな具合に…。

ほとんどのメンバーがほぼ初対面だったと言うのに、ココロをさらけ出し、打ち解けるのに時間はかかりませんでした。さすが!オタクツールは最強ですね。

第二段も近々都内某所にて開催予定。そんな乙女心満喫のパーティ、あなたもぜひ企画してみませんか。