いざパーティを企画しよう、と思ったとき、ひとりで数人分の、しかもバラエティに富んだ料理を準備するのは結構たいへんなこと。そんなとき、じつに便利なアイデアがあるんですよ。それこそが、〝持ち寄りパーティ〟！
「せっかくパーティに招かれたのに、自分でもなにか料理を持参しなくてはいけないのって、招かれた側にとっては負担じゃない？」と考える向きもあると思います。しかし、実のところ、持ち寄り制にしなくても、パーティに招かれたときには、なにかしらの手土産を携えて行くというのが基本ですよね？それは、食べ物に限らず、ブーケや小物などの場合もあるかもしれませんが、「選ぶ」、「買う」のひと手間を、あえて〝料理〟と限定して、そのとき、その場に集まった仲間たちで分け合って食べることの方が、より楽しくなる！そんなふうに思いませんか？
とは言っても、いざ、持ち寄りパーティに参加となって、「いったいどんな食べ物を持って行ったらいいの？」「参加者の人たちの好みも分からないし…」なんてことにもなるかもしれません。主催者の方は、お招きした人がそのように、あれこれ悩んでしまったり、困ったりしないように、あらかじめ、気配りする必要があります。
それには、たとえばこんな方法があります。
1. メイン、主食、サラダ、デザート、ドリンク等、持ちよるものの担当を決めてみる。
「私はメインで中華風豚角煮をつくっておきます。Aさんは主食、Bさんはサラダ、Cさんはデザート、Dさんはドリンクをお願いします」とメッセージを発しておいたら、参加メンバーはなんとなく中華でまとめて料理を持参してくれるのではないでしょうか。かかる材料費に差が生じてしまうかもしれない！と心配されるなら、それぞれ材料費を提出していただいて、割り勘にしてみるというのも、くだけた関係なら当然、アリかもしれませんね。ふだんから、料理が得意でない、と宣言されている方に関しては、ドリンク等をお願いするとよいでしょう。また常日頃から多忙な方には、負担にならないよう、「手作りじゃなくていいですよ！」と声がけしておけば、デザートを購入してくるなど、気楽に参加して頂くことができるでしょう。
2. 色をまとめてみる。
私が過去に企画した中で友人たちに好評だったものが、〝色をテーマにしたパーティ〟です。やりやすかったのは、ピンク、グリーン、白でした。もちろん、当日に着てくる洋服も色を限定します。それぞれアイデアをひねり出して、とても楽しい衣装とお料理が揃いました。「大学生時代に来ていた洋服をひっぱりだしたわよ！」とか、「ピンク色のマスタードを発見したわ！」など、参加者からの楽しい情報もたくさん聴けて、話題がはずむこと間違いなし。食器類も、安いペーパーウェアやプラスティックのもので構いませんから、色でまとめるてみたら楽しいですよね。お招きした友人たちは、気がおけないメンバーばかりですから、キッチンに入って料理づくりのアシストもしてくれますし、洗いものなどもどんどん手伝ってくれます。そのような仲間を楽しませようと、食器ふきや、ダスター、食器洗い洗剤、スポンジ、さらにまな板、包丁なども色をトータルコーディネートし、用意しておきました。キッチンに入った友人たちからは、「わあっ」と歓声があがりました。百均や三百円ショップを利用しましたので、たいしてお金もかかりませんでした。このように、ちょっとしたサプライズで来客をおもてなしすることができたら最高ですよね！
これらを参考に、あなたもさっそく、パーティを企画してみてはいかがですか。
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