パーティをバージョンアップする!メニューリストづくりのススメ

少し前、一世を風靡した、一流料理人による料理バトルの番組がありました。その中で、和食の料理人が毎回、味のある達筆で、お品書きをつくっていたのを記憶している方も少なくないのではないでしょうか。「あれがあるだけで、料理がおいしそうに見えるから不思議」と言っていた人もいました。それ以来、チェーン居酒屋などでも、味のある手書きや手書き風文字のお品書きを取り入れているところをよく見かけるようになりました。

また、結婚披露宴等、なにかしらのパーティ、懇親会などで、自分の座る席のところに自身の名前札とともに、その日の会食のためのメニュー表が置いてあると、やはり気分が上がるものですよね。あのメニュー表、お土産と一緒に記念に、と大切に持ち帰る人もよく見受けられます。

もし、あなたが、これから、パーティを企画・開催しようと考えているなら、このメニューリストづくりをススメします!

「用意するのはみなスーパーで買ってきた、出来合いのお総菜ばかりだし…」なんていうあなたも、モノは言い用。バカ正直に、「○×ストアで買ってきた、980円のお値頃お総菜セット」なんて書いてしまってはいけません。もし、地元にちょっとした有名人家族などが住んでいるのだとしたら、「○○夫人御用達!? 美味、オードブル各種」くらいの罪のないハッタリ(?)を利かせてみるのも楽しいもの。

もし、パソコンを使えるようでしたら、ちょっとオシャレなカラーペーパーに、字体も工夫して印刷し、折りたたんで、テーブルにおいておいたら、その日のパーティが何倍も楽しくなるに違いありません。

カルパッチョやパスタ、グリルなど、イタリア料理でまとめるなら、こちらもインターネット情報を駆使して、イタリア語風でメニューをつくってみたら、面白いかも!「インチキなことを書いて、モノ知らずって笑われるかも…」なんて思わないで。もし、イタリア文化に詳しい友人がお招きするメンバーの中にいたら、アドバイスを求めたらいいのではないでしょうか。そうした、知識・教養を持つ人は、そうした楽しいパーティに関してのアドバイスなどを求められたら、「お役に立てるなら」ときっと喜んで協力してくれるはずですよ。かわいらしいイタズラの共犯関係めいてて、ちょっと楽しくもありますよね?

パステル画のインストラクターをしている友人がいるのですが、その方の家では、パーティに招かれて出かけると、玄関先のブラックボードに、チョークアートでその日のメニューのイラストが書き込んであるんです!カリグラフィーというのでしょうか。お品書きのアルファベットの文字もとても美しく書かれていて…、友人一同、大カンゲキでした。

もちろん、そのようにプロっぽいテクニックがなくても…、私はあえて子どもたちの感性に任せて、メニューリストを作成することがあります。大きめの画用紙に描きやすい太さのカラーペンを用意し、口頭で、「今日のメニューはこんな感じよ」と伝えると、子どもたちは自由に想像の翼を広げて、ステキなメニューリストを仕上げてくれるんですよね。来客の中には、そのメニューリストの写メを撮る人や、「家に飾りたいので、持ち帰ってもよいですか?」とこっそりお声がけくださる人もいました。子どもに尋ねたら、「あげてもいいよ!」と即答でしたので差し上げて喜んでいただくことができました。

あなたも、いろいろアイデアを駆使して、すてきなメニューリストをつくって、パーティをバージョンアップしてみてくださいね!