若い自分から、童話をテーマにした食器の類が好きで何種類か集めていたのです。とくに、日本でも非常に人気のあるイギリスのテーブルウェアの会社の商品は、きちんとした高級感がありながら、かわいらしい童話のキャラクターがついていて、しかも使いやすく、あたたかみもあって、とくにお気に入りでした！でも、いつのまにかそのシリーズが終了してしまって…。インターネットオークションや、フリーマーケットなどで、掘り出しものが出ると購入するようにしているのですが、不注意で端が欠けてしまったり、欠けるだけでは済まず、壊してしまったものもあります。そうしたものに限って、二度と手に入らなかったりして…。非常に残念な思いです。
それらのテーブルウェアを使って、パーティをしたこともありました。今は、同じ種類の食器が数枚は揃わないため、パーティを断念せざるを得なくなっています。それは、とても残念なことでした。
ところがあるとき、あることに気づいたのです。時折、お土産などで、そのキャラクターを模したテーブルウェアと同系色の紙ナプキン（ヨーロッパなどではティッシュとして売っていることが多いようなのですが）をいただいたことがある。ときに、その童話の絵柄ズバリ！のペーパーウェアを頂いたことも…。
イギリス製の陶器では人数分の食器が揃わなくても、みなで取り分ける大皿として、陶器を用い、パーティに集まったメンバーには、白いシンプルなお皿と、端に同系色、あるいは、同絵柄のナプキンを添えておくことで統一感が出るではないか！と…。
若い頃は、人数分の陶器製の食器を揃えることに奔走していました。住んでいた街に、若い子向けのわりと安価な食器を売るお店があって、一見アンティーク風の、それはそれは少女趣味な食器を扱っていたりしたものでした。パーティにやってくるメンバーが増えるたび、買い足したりしていたのですが、いつの間にかその店もなくなり、お皿も一枚、二枚と割れてしまいました。
今、あらたに購入するのは、さらに格安のシンプルな食器類です。若い自分なら、見栄もあって、「こんなものでパーティをするのは申し訳ない…」と思っていました。けれど、お皿は割れるもの。また、カジュアルなパーティで貴重なお皿を出されて扱いに緊張してしまったり、その挙げ句、割ってしまったり…。しかも、お気に入りのお皿を割られたのでは、「気にしないで〜」などと言いつつも、眉がピクピクしてしまいそうです。
お客さまにそんな気を遣わせるくらいなら、テーブルウェアはそこそこのもので構わないと思います。でも格安の食器、しかも、みなの知っているメーカーのものだったりしたら、やはり興ざめですよね？そんなときに、カラフルなペーパーで統一感を出すのです。先に述べた、ナプキンの類でも構いませんし、テーブルウェアの下に敷く、ランチョンマットを、色画用紙などにすると、グッとオシャレ感が増しますよ。ぜひ試してみてくださいね！