「家に人を呼ぶ、なんて考えただけでも気が遠くなっちゃう…」そんなことをおっしゃる方、けっして少なくないんです。大人同士のつきあいなら、話題のレストランや、ホテルのビュッフェを利用するなど、極力、家にあげない工夫は結構できるものですが、いざ、子どもから、「いつも、○○ちゃん家に遊びに行くばかりだから、今度は、お家に友だちを呼びたい！」と言われたり、「ウチは誕生会のお友だちを呼んじゃダメなの？」なんて質問されたら…、「ウチはダメ！」と断言したところで、正々堂々と理由を説明できるか、と問われたら…、しどろもどろになってしまうかもしれませんよね。
ホンネで言えば、「ママは掃除や片付けが苦手だから…」、「人が大勢来るのって気疲れするから…」、「料理を用意するのが苦手だし、面倒だから…」。なんてところかも知れません。でも、ふだん、「遊んだあとは、ちゃんとオモチャを元あったところに片付けなさい！」とか、「お友だちみんなと仲良くするんですよ！」なんてお小言を言ってばかりいるママならば、「ボクには文句ばっか言ってるクセに…、自分はぜんぜんできてないじゃん！」なんて冷静にジャッジされてしまうかもしれません…！
実際、人を呼ぶ、とくに子どもが遊びに来る、なんてとき、掃除や片付けはテキトーでいいんです。「おまえン家、散らかってて汚ねーな！」なんて平気で言う子の家ほど、「実際のところ、きれい好きとはかけ離れたお家」であることがしばしばです。聞き流してしまえばいいのです。お家がいつも片付いて両親とも、シャキッとしているような家の子は、ゆるい家への憧れがあったりすることもあり、「なんか落ち着く〜」なんて羽を伸ばしてくれることもあります。なんにせよ、卑屈になったり、思い込みでアレコレ気に病まないことがいちばん！案ずるより、生むが易し。子どもたちを呼ぶと、子どもたちの会話から、いろんな情報が得られて、得しちゃうことも多いのです。ぜひ、遊びにきてもらってください！
さて、子どもたちを呼んだら、なにか気の利いたおやつが欲しいですね。そんなとき、お料理下手の人の多大なるお助けアイテムとなるのが、さまざまな形の〝ピック〟。カラフルなプラスティック製のつまようじです。
キャラクターものもたくさん出ていますし、少し長めのもの、しっかりして硬いものでもしっかり刺せるもの、果物の葉っぱや、動物の足など、一パーツをかたどっていて、何かに刺すと、果物や動物の形になるような〝面白ピック〟も出回っています。利用しない手はないでしょう。
とくにオススメのアイデアは、ブールなど、堅めの丸形パンを一個用意し、茹でて小房に分けたブロッコリ、ウィンナー、プチトマト、ミニチーズ、茹でエビ、うずら卵などを、少し長めのピックに刺し、針山に見立てたブールに刺していく方法です。
見た目もカワイイし、一口で食べれるものばかり。しかも、特別に下準備の必要なものはありません。ただただ、ピックに刺し、パンの上に立てて行くだけ。それだけなのに、子どもたちが喜ぶこと請け合いです。
もちろん、このアイデア、大人のパーティにだって十分対応できます。オリーブの実やスモークサーモン、ローストビーフなど、大人向けのアイテムをピックで刺していきましょう。子ども向けには、キャラクターピック、大人向けにはイミテーションジュエルのついたピックなどがいいかもしれません。さあ、今日から百均や、スーパー、デパートの食器売り場に行ったら、ピックを探してみましょう。「これは！」というものを買っておけば、急なパーティ時に重宝しますよ！