好みのソフトドリンク・カクテルを各自で作る!ドリンクパーティ

近所の子どもたちを招いて、絵本の読み聞かせとちょっとした軽食つきのパーティを企画することが多いのですが、お金もかからず、子どもたちがとても喜んだアイデアがあります。それは…。

「セルフ・ドリンクカウンター」。

以前も、ママ友たちとの持ち寄りランチで、フリードリンクシステムでパーティを行ったことがあります。部屋のどこかにクーラーボックスを用意し、お茶やジュース、コーヒーなど、冷たいドリンクを準備しておく。飲みたい人は、そのコーナーに行き、好きなドリンクをマイカップ、あるいはその場に備えつけの紙コップやプラスティックカップなどに自分で注いで飲むというスタイルです。あたたかい飲み物に関しては、ポットを用意。お湯を沸かしておいて、スティックタイプのコーヒー、紅茶パックなど、好みのものを自分で選び、お湯を注いで飲むのです。

子どもたちとのパーティのときは、冗談めかしたメニューを書いておきました。怖いおはなしをしたあとでしたので、〝魔女のソーダ〟、〝悪魔のジュース〟などと言った具合です。置いておいたのは、甘みのない炭酸水、各ご家庭から持ってきていただいた、かき氷シロップ。今はいろんな味があるんですね!いちご、メロン、ブルーハワイなど定番フレーバーに加え、カレー味や、トマト味なども…。それらを透明なピッチャーに移しかえ、ソーダで薄めて飲むようにしてみました。子どもたち、おそるおそる味をブレンドしてみたり、とても楽しいひとときでした。

これを、大人用にアレンジして、つまりアルコール類を用意してみたら…、と考えたのです。これが大当たり。

日頃、バーラウンジなどに行き慣れている方なら、きちんと修業を積んだバーテンダーによって、きちんとつくられたカクテルというもの、一杯がとても高価なものであることをよく認識されているかと思います。ときどき、居酒屋の飲み放題プランなどで、安いカクテルを供されることもありますが、カクテルバーに一度でも行ったことのある人なら、「薄い」、「味に深みがない」などと感じられることでしょう。

アルコールがあまり得意でない、しかし、雰囲気は味わいたい、向きにはそれで十分でしょう。ですから、私も、そのような人のために、ウーロン茶やミルク、コーヒー、紅茶、チョコレート、カシスやピーチなど、フルーツフレーバーのリキュールを用意しておきました。ウーロン茶にフレーバーリキュールを垂らして飲むのは、アイスティー風味になって初心者にオススメなのです。また、ミルクに、コーヒー、紅茶、チョコレートリキュールを垂らす、というのも定番ですよね。お酒に強い自覚のある人は、もちろん、濃い目につくってみてもよいですよ。

さらに、カクテルブックとステア用のマドラー、シェーカーも用意。定番カクテルに必要な、ジン、ラム、ブランデー、そのほか、リキュール類、アロマティックビターズ、薄切りレモン、ソーダ、かき氷製造器なども置いておきました。みな、それぞれ好みのドリンクをつくり、他の人のつくったものを味見したりしながら、和気藹々としたムードになりました。ここだけのオリジナルニューカクテルのようなものも多数生まれたようです。後日、名(迷?)バーテンダーに尋ねてみますと、「あれは、酔ったイキオイあってのことで、二度と再現できない!」なんて言っていました。どうです、ちょっと楽しそうでしょう?