パーティ当日慌てないために、前日にプランをつくっておくと安心

あまり普段から人を呼び慣れない人など、あれこれ考えすぎたわりには、当日どうすればいいのか分からず、慌てて、招かれた人に気を遣わせてしまう、ということがあります。

以前、私が招かれたお家では、「ホットケーキパーティをします!」と声をかけられ、ふるまってくださるものはホットケーキだし、呼んで下さった方も金額的にも準備的にも、さほど大変じゃないわよね、と実に気軽な気持ちで当日お家に伺ったのです。

指定された時間にお家につくと、家主さんはなぜかおらず。数分後、ようやく帰宅された家主さんには、「申し訳ないけど、ウチの子どもたちと一緒に待っててもらえる?」と留守番を頼まれました。「いいけど…。こちらに来るのがちょっと早かったかしら?だったら再度出直すけど…」と言うと、家主さんは非常に慌てて、「帰られたら困る!ウチの子どもたちを見ていて欲しい」と言うので、家主さんのいないお家で待たせてもらうことにしました。

お家に上がると、テーブルの上には真新しいキャラクターもののホットケーキメーカーが箱も開けられずに置いてありました。ちょっと胸騒ぎがしたのですが…。まあその家の子どもたちと遊びつつ、大人しく家主さんの帰宅を待っていることにしました。

待つこと、なんと一時間半。ひいひい、ふうふう、汗を拭きながら帰って来た家主さん。いったいどうしたのか?と尋ねると、「このホットケーキメーカーで指定されている、専用のホットケーキミックスっていうのがどこにも売ってなくて…」と言うのです!どうやら、市内中のスーパーを車で回ってみていた模様。留守番させられていた子どもたちはすっかりお腹を空かせて、文句ぶうぶうです。

たまりかねて、私は言いました。「ホットケーキミックスは実際、どこのものでもいいと思うわ。ホットケーキメーカーを使わなくてもフライパンでもホットケーキは焼けるし…」と言うと、「いやいや、せっかく今日のために、このホットケーキメーカーを購入(!)したので、ぜひともこれを使いたい、と家主さん。子どもたちも頷きます。

しかし、そこからがまた…。開封したばかりのホットケーキメーカー、「始めてお使いになるときは…」のご案内。これがちょっと面倒くさかった。家主さん、パニックになりかけています。なので、一緒に取扱説明書を見ながら解読。さらにキレイに焼くためには時間がかかってしまい、…午前中に呼ばれたのに、人数分のホットケーキが焼けたのは三時過ぎのことでした!

このようなことにならないように、お客様を呼ぶときは、前日からある程度のシミュレーションをして、当日やるべきこと、作業の流れなどのプランをつくっておくことをつよく、オススメします!プランは紙などに書いておくとさらにわかりやすいですよ。

キャラクターのホットケーキですが、私がフライパンを借りて、丸を三つ、流して焼きましたら、そのキャラクターの形になります。子どもたち、「ホットケーキメーカーを使うより、この方がそれっぽいね!」。

家主さんの努力は…。いったい…。