お呼ばれ時の手土産、どんなものが喜ばれる?逆に困るものは?

いざ、ホームパーティに招かれたとき、いろいろ困るのは、手土産ですよね?お花を持って来て下さったり、子どもたちに、とオモチャやお菓子をいただいたり…。いろんなパターンがあるのですけれど、実は、いただいてわりと困らないのがお酒だと言います。その場でみなさんで分けて飲むこともできますし、保存も利きますしね。とくに喜ばれるのがスパークリングワインなのだとか。それこそ、高級品は、万単位しますけれども、最近流行のフルーツフレーバーのもの、実際に果肉が入ったフルーティなもの、はそれほど高くないので、ちょっとした手土産にもってこいだと思います。ただ、お酒をまるっきり飲まないお家だと困ってしまうかも…。そんなときも、訪問したご家庭の交友関係が広ければ、どこかのお宅にお裾分けして、感謝されることもあるので、心配には及ばないとは思うのですが…。

反対にもらって困るもの、の代表格が、日持ちしないフルーツ、生菓子なのだと言います。こちらも、果物や甘いものに目がない!というお家にはとても感謝されるアイテムだと思います。以前、パーティをしたとき、そのとき話題だった、有名パティシェの人気スイーツ、まったく同じものを二つ、いただいたことがあります。ひとつはみなさんで分けましたが、もうひとつは…、冷凍させていただきました。数日後、家族と共にいただいたのですが、出来たてとほとんど遜色なうい風味だったので感動しました。

そのように、「一般的にはもらって困るもの」だったにせよ、相手側によっては、とても喜ばしいものだったりもしますし、そうでなかったにせよ、工夫次第では役に立つもの、どなたかにお譲りしたら、喜んでいただけそうなもの、と判断してもらえる可能性もあります。

手土産で失敗しないコツは、「素直にお尋ねすること」ですね。遠慮されて、「から手で来てください」とおっしゃる方もいます。でも、それも、もしかしたら、本心から、かもしれないのです。私も、「手ぶらで来てください」とお伝えすることが多く、それでもみなさん、なにがしか携えて来て下さることが多いので、感謝してありがたくいただくのですが、実際には本心から、「手ぶらでもよかったのに…」と思っているのです。

ごく、身近な友人には、「あなたの得意な料理を持ってきてください」とお願いすることもあります。大鍋でカレーをつくったときは、家で使うニンジン、ジャガイモ、タマネギをすべて使い切ってしまったので、「ニンジン、ジャガイモ、タマネギ、いずれかひとつお持ち下さい。なければ、保存食として、日持ちする缶詰をひとつ、お持ち下さい。また、ご飯をお代わりしたいと思う方はご飯ご持参下さい」とメッセージしました。みなさん、笑いながらも、メッセージ通りにしてくださいました。中には、〝フォワグラの缶詰〟をご持参下さる方がいて、恐縮するより、「いつも常備されているの?」と笑ってしまいました。

お招きするにしても、お招きにされるにしても、〝正直〟かつ、〝率直〟なのが、いちばんだと思います!またそれこそが、パーティ成功の秘訣ともなるのではないかしら?